【青の獅子標】勝ち星3つ分の価値ある一発

本拠地ながら苦手ソフトバンクとの同一カード6連戦。

8月23日まで続くこの同一カード6連戦をどう戦うかが今シーズンの鍵になりそうです。

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目次

6月23日 vsソフトバンク1回戦

TN 1 2 3 4 5 6 7 8 9
H 0 0 2 0 0 1 0 0 0 3
L 0 4 1 1 1 1 3 0 X 11

先発投手 L・髙橋光成 H・ムーア

スタメン 7スパンジー、6源田、2森、3山川、4外崎、5中村、DH栗山、9木村、8金子。

試合経過

2回にスパンジェンバーグの来日第1号となるグランドスラムで4点を先制すると、その後も効果的に追加点を加え、11安打11得点と打線が爆発。

打線の援護にも恵まれた先発の髙橋光成は6回途中3失点でマウンドを降りますが、リリーフ陣が無失点リレーでソフトバンク打線を抑え、6連戦の最初のゲームを快勝しました。

戦評

スパンジェンバーグ。おそれいりました^^;

そして頑なに1番に起用したベンチにも。

グランドスラムを含む4安打と日本ハム戦とうって変わっての大活躍。ソフトバンクの先発が左のムーアということで打順を下げたほうがいいんじゃないのと思っていました、まったく関係なかったですね。

なんでも開幕カードは首を痛めていたとか。それでクルクル回ってたのね。ヒゲもスッキリさせて心機一転といったところでしょうか。

それにしてもソフトバンクバッテリーは直球主体で攻めていましたね。日本ハム戦を見ていなかったのという感じでした。こんだけ打たれたので2戦目以降は攻め方を変えてくるでしょうから、これにどう対応するのかですね。

森にタイムリーが出たものの中軸がまだ本調子にない中、中村の2試合連続の猛打賞に下位2人もヒットが出て下位から上位へのいいつながりが出てきました。

髙橋光成。点を取ってもらったあとに失点するというお約束がありましたが、リードは守りきりましたし、まあまあゲームを作ったのでよしとしましょう。辻監督はご不満の様子ですが、それも期待のあらわれなんでしょうから。

6月24日 vsソフトバンク2回戦

TN 1 2 3 4 5 6 7 8 9
H 4 0 0 0 0 3 0 1 1 9
L 3 0 1 2 0 0 0 0 0 6

先発投手 L・今井 H・石川

スタメン 7スパンジー、6源田、2森、3山川、4外崎、5中村、DH栗山、9木村、8金子。

試合経過

初回に上林の3ランなどで4点を失いますが、山川の今季1号となる3ランと犠飛で3回までに追いつくと、4回に金子の犠飛とスパンジーのタイムリーで2点のリードを奪います。

ところが逆転してもらった先発の今井が大誤算。6回に今宮に逆転3ランを浴びると、リリーフ陣も失点を重ね6-9で打撃戦を落としました。

戦評

今季一番楽しみだった今井の先発。昨年までとは違った今井を確かに見せてはくれたのですが、150キロ超のストレートを狙われてしまったようで、結果だけ見ると昨年と変わらん。むしろ悪い?

ただ辻監督も評価しているように150キロ超を連発してるのはスゴイこと。そのストレートを活かす組み立てが重要なんでしょうね。奪三振が2つだったのが気にはなりますが。。

初回以降は回を追うごとによくなってきていたので、今宮の3ランさえなければと悔やまれます。CSでの悪夢が蘇ってしまいました。。

前日は髙橋光成をスパッと代えた辻監督。この日の今井は引っ張りましたね〜。今宮に打たれなかったらもう1イニング行かせるようでしたし。この差は何なんでしょうか^^;

打つ方は4番山川にようやく1発が飛び出すなど一時は4点差をひっくり返してくれました。源田、森もマルチと中軸に当たりが出てきたのは好材料。あとは外崎ですね。

なんかライト前に落ちるヒットが多かったので木村の守備位置が深いという声もありますね。ソフトバンクの左打者は強打の打者が多いからかなと思ったのですが、右の甲斐のところでも深く守っていたので左打者だからということはなさそうです。

データに基づいた守備位置だったのでしょうか?

6月25日 vsソフトバンク3回戦

TN 1 2 3 4 5 6 7 8 9
H 0 1 0 1 0 1 0 0 1 4
L 0 0 0 0 0 0 0 2 0 2

先発投手 L・本田 H・バンデンハーク

スタメン 7スパンジー、6源田、2森、3山川、4外崎、5中村、DH栗山、9木村、8金子。

試合経過

2回にバレンティンの移籍後初の一発となるソロで先制を許すと、その後ももバレンティンに2打席連発のソロ、川島のソロで終始リードされる展開に。

打線はソフトバンク先発のバンデンハークの前に7回まで無安打に抑えられますが、8回に初安打となる山川の内野安打をきっかけに木村のタイムリーなどで1点差に迫るも追いつくことはできず。結局2-4で連敗を喫しました。

戦評

6人目の先発は本田でした。バレンティンひとりにやられましたが5回2失点なら上々の出来でした。バレンティンの1本目は甘かったですが、2本目は厳しいコースを持っていかれただけに相手を褒めるしかないですね。

球数的にはもう1イニング行けるかなと思ったのですが、辻監督曰く「5回を超えるとガクッとくる」ということで5回までで降板。柳田から見三振を奪うなど見どころはありましたし、次回も期待が持てそうです。

打つ方はバンデンハークが良すぎてお手上げ状態。序盤早打ちでポンポン打ち上げていたのでスイスイ終盤まで行かれてしまいましたが、そんな中よく2点を返したなと。ノーノー喰らわないだけ良かったわ。

ただ、やはり悔やまれるのは9回の1点ですね。バンデンハークを降ろして反撃ムードだっただけに金子にはあの打球を捕ってほしかった。宮川も打ち取っていましたからね〜。

普通ならここでカードが変わって仕切り直しですが、まだあと3つあるのか。

6月26日 vsソフトバンク4回戦

TN 1 2 3 4 5 6 7 8 9
H 0 0 1 0 0 0 3 0 0 4
L 2 0 1 0 0 0 0 4 X 7

先発投手 L・ニール H・東浜

スタメン 7スパンジー、6源田、2森、3山川、4外崎、5中村、DH栗山、9木村、8金子。

試合経過

山川の2打席連発ホームランで6回まで3-1とリードをしますが、7回にその山川のエラーで広がったピンチをニールの後を承けた小川、平井が踏ん張れず3-4と逆転される嫌な展開に。

ところが8回に2死満塁から木村文紀の1号グランドスラムで逆転すると、最後は増田が3人で締めてイヤな流れを断ち切る逆転勝利となりました。

戦評

7回は2戦目、3戦目のイヤな流れそのままの展開。この日のニールの出来ならと勝ちを確信していたのですが、2本のドスコイを帳消しにしてしまう山川痛恨のエラー。。。

そしてまたも栗原に柳田。よー打たれる^^;

普通ならこのまま終わってしまうのですが、これを救った木村文紀のグラスラ。2年前の楽天戦でのサヨナラホームランを彷彿させるような放物線。なんか木村文紀っバックスクリーンのホームラン似合いますね。基本に忠実なセンター返しの賜物なんでしょうね。

なんでも木村文紀は5年前の同じ時期のソフトバンク戦でもグラスラを打っているそうで。私の記憶に残っていなかったのは3年連続Bクラスの暗黒の3年間だったから?

ニールの黒星を消すとともに山川を救った木村文紀の一発。劇的すぎる。

6月27日 vsソフトバンク5回戦

TN 1 2 3 4 5 6 7 8 9
H 2 2 3 0 0 0 0 0 0 7
L 0 2 3 0 0 0 3 0 X 8

先発投手 L・松本 H・和田

スタメン 7鈴木、6源田、4外崎、3山川、DH中村、9木村、5スパンジー、2岡田、8金子。

試合経過

先発の松本が大乱調で柳田、栗原の2ラン2本などで3回までに7点を失いますが、中村の今季1号2ランや外崎のタイムリー3塁打で2点差まで追い上げる展開に。

その後両チームの中継ぎが踏ん張り膠着状態となりますが、7回に山川の逆転3ランが飛び出すと、8回ギャレット、9回増田がソフトバンクの反撃を許さず、2連勝で勝率5割復帰となりました。

戦評

2試合続けての劇的勝利。序盤はお約束の先発崩壊でしたが打線があきらめない。

試合を決めた山川の一発。前日の汚名返上に燃えていたんでしょうね。前日の木村に続き劇的な一打でした(岩嵜には気の毒ですが^^;)。

この日は開幕以来初めてオーダーをいじってきました。といっても打線のテコ入れではなく森、中村、栗山の休養のためのもの。結果的に最後まで森も栗山も使わずに7得点。天敵の高橋礼は打てなかったですけど勝てばよし。

なかなかオーダーを変えない辻監督ですが、6連戦が続く過密日程ではやはりこういうマネジメントは必要なんでしょうね。

そして終盤の逆転劇を呼んだのは中継ぎ陣の健闘です。宮川、平良はランナーを出しながらも流れを渡さず。逆転したあとに再逆転されるというのを過去のソフトバンク戦では何度も見てきた光景でしたが、ギャレット、増田は盤石ですね。

特にギャレットは当初四球が多めで昨年のマーティンに姿がダブっていましたが、豊田コーチ直伝のスプリットを取りれてからは一変しました。毎年問題の8回は今年に関しては悩まなくくてもよさそう。

6月28日 vsソフトバンク6回戦

TN 1 2 3 4 5 6 7 8 9
H 1 2 0 0 0 0 0 0 0 3
L 0 1 1 0 0 1 0 0 1X 4

先発投手 L・與座 H・二保

スタメン 7スパンジー、6源田、2森、3山川、4外崎、5中村、DH栗山、9鈴木、8金子。

試合経過

柳田のソロと栗原のタイムリーで2回までに3点を失いますが、栗山のタイムリーと源田の足で2点を返すと、6回にはこの6連戦5本目となる山川のソロで3-3の同点に追いつきます。

先発の與座は3点は失うものの3回以降は無安打に抑え6回3失点と先発の役割を果たすと、リリーフ陣も無安打リレーで流れを渡さず。すると9回に無死満塁のチャンスから森のサヨナラタイムリーが飛び出し3連勝。このカード4勝2敗と勝ち越しました。

戦評

この日もいつもの追い上げる展開。與座も前日の松本のようになるのかと思いきや3回以降はよく立ち直りました。この日も勝ちはつかなかったものの先発としては十分合格。

あとを承けたリリーフ陣はこの日も盤石で、7回から9回は平井、ギャレット、増田で六者連続奪三振。特にギャレットは柳田から見三振を奪うなど三者連続奪三振と無双状態でした。柳田があんな見三振するなんて、ストーレートとスプリットの見分けがつかないんでしょうね。これは本物。

この日の打線はジワジワと追い上げるもつながりはイマイチ。2回の栗山のタイムリーのあととか6回の山川の同点ソロのあとがチグハグでした。

そんな中での9回の攻撃。てっきり森唯斗が出てくるのかと思いきや違いましたね。中2日空いているし次が休みなので、もしかしたら9回・10回も投げるかもと思いましたが、これは助かったなと。

結果的に無死満塁で森のタイムリーで決まりましたが、その前に出塁した途中出場の川越とスパンジーの四球が大きかった。特にスパンジーは苦手の変化球を見切ってのもので価値ある四球となりました。

そしてこの日は森慎二コーチの命日。リリーフで流れを手繰り寄せるいい勝ち方で手向けができましたね。

まとめと次カードの展望

天敵のソフトバンク相手に6連戦を4勝2敗と勝ち越し。3戦目を落としたときは5連敗も覚悟しましたが、流れを変えたのは木村文紀の一発。本当にあれは3勝分の価値がありました。

しかしこの6連戦は栗原によく打たれた。。

柳田にもホームランを2本献上したので打たれたイメージがありますが、トータルで見れば.227と抑えていますし、いつもよく打たれる松田も抑え込みました(それでも3打点あげられている^^;)。

バレンティンが加入したもののキューバコンビがいないなどフルメンバーではなかったソフトバンク打線。少し迫力不足は感じました。

次カードは山本由伸でも勝てなかったオリックスとの6連戦。

ムードは最悪だと思いますが、逆にそれがやりにくい。山岡が離脱もほかにも先発はいいピッチャーがいますので、山本由伸、田嶋(もしかしてディクソンも?)以外のところで勝たないと負け越しもありえます。

油断大敵。

◆編集後記◆
仕事用のイスをバランスボールからスクワットシェイプというものに変えてみました。
体幹を鍛えるという点ではバランスボールと似ていますが、場所を取らないので狭小事務所には最適です。ただ、お尻は痛くなりますが^^;

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山端一弥

大阪市阿倍野区の税理士です。 税理士事務所での10年間の修行を経て独立開業しました。 このブログは税務・会計・IT・趣味などについて「少しでも誰かの役に立てれば」という思いで書いています。 詳しいプロフィールはこちら