【青の獅子標】最後の天王山は痛み分け

ゲーム差0.5で迎えたソフトバンクとの最終直接対決2連戦。

ひとつでも負ければマジック点灯を許し、逆にひとつも負けなければ逆にマジックが点灯する大事な2連戦。

胃の痛くなる激闘でした。

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目次

9月11日 VSソフトバンク 24回戦

TN 1 2 3 4 5 6 7 8 9
H 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1
L 0 0 3 0 0 0 0 1 X 4

先発投手 L・ニール H・高橋礼

スタメン 8秋山、6源田、2森、5中村、DH栗山、4外崎、3山川、9木村、7金子侑。

試合経過

序盤は投手戦も3回に2死満塁のチャンスで森が走者一掃の3点タイムリーを放ち、待望の先制点をあげます。

先発のニールは打たせて取るのピッチング。5回にデスパイネのソロで1点を返されますが、6回は1死1・2塁で柳田を併殺に、7回は無死1塁でグラシアルを併殺にとりピンチの芽を摘みます。

8回に山川のタイムリーで待望の追加点をあげると、8回平井、9回増田のパーフェクトリレーで4-1と快勝。天王山第1ラウンドを制し今シーズンは初の首位に立ちました。

雑感

最後まで見入ってしまう好ゲーム。投打にいいところが出ました。

打線は少ないチャンスを活かしました。3回のあの場面は無死1・3塁からその後満塁ながらも2死となり、ここで無得点ならイヤな流れになることろで森が走者一掃。また満塁で回るのかと思われた中村の前で一掃してしまいましたね。

実は森も満塁では打率5割以上と強いのですが、次に控えているお方のおかげですっかりその印象が薄くなっていました^^;

そして追加点となった山川のタイムリー。あの1点は大きかった。この日の山川は宣言どおり全打席ホームラン狙いではなく、つなげることに徹していました。

3回に3点を先制した場面では先頭打者として起点となるヒットを打って呼び水になりましたし、タイムリーの前の打席でもしぶとく四球を選んでチャンスメイク。そしてチャンスで回ってきたこの場面ではしっかりタイムリーと、お立ち台には上がらなかったもののいい活躍をしていました。

投げるほうではニールも平井も増田もみんなよかった。ニールは中盤にシンドいところがあり内川の足に助けられたりもしましたが、6回の柳田から併殺を奪ったところが大きかったですね。今までのトラウマで、あそこはもしかしたら逆転3ランを打たれるんじゃないかとネガティブな予感もしたのですが、併殺という最高の結果に。柳田も復帰はしましたがまだまだ本調子ではないみたいですね。

これでニールは9連勝で二桁10勝目。菊池の穴を埋めてくれたのは他の誰でもなくニールでした。

さあ、これで首位に立ったとはいえまだ13試合残っていますし、次のゲームに負ければまた2位でマジック点灯を許してしまう危うい立場。しかも先発が十亀VS千賀ですからね。気楽にいきましょう!

9月12日 VSソフトバンク 25回戦

TN 1 2 3 4 5 6 7 8 9
H 0 0 0 0 0 0 0 2 1 3
L 0 0 0 0 0 0 0 1 1 2

先発投手 L・十亀 H・千賀

スタメン 8秋山、6源田、2森、5中村、DH栗山、4外崎、3山川、9木村、7金子侑。

試合経過

初回はレフト金子侑の好返球でピンチを逃れると、2回3回はそれぞれ2死満塁のピンチを背負うもあと1本を許さず。先発の十亀が序盤からピンチの連続も粘投でソフトバンク打線を無失点に抑えます。

打線はソフトバンク先発の千賀の前に4回までパーフェクトに抑えられるなどなかなかチャンスが作れず。そんな中7回に1死2・3塁のチャンスをようやく作りますが栗山・外崎が連続三振に倒れます。

ゲームが動いたのは8回。2番手の平井がグラシアルに先制ソロを打たれると松田にも犠飛を打たれて2点を追う展開に。その裏に秋山のタイムリーで千賀から1点を返しますが、9回に平良がスクイズで3点目を失い再び2点差に広げられます。

9回に中村の29号ソロでまたも1点差に迫りますが、最後のバッター山川が中飛に倒れてゲームセット。2-3で接戦を落とし、ソフトバンクにマジック12が点灯しました。

雑感

7回のチャンスでもしやと思うも落胆し、8回の2点でさらに落ち込むも秋山のタイムリーで希望がわき、9回のスクイズで絶望的になるも中村のホームランで一筋の光が見えたりと、気分の浮き沈みが激しいゲームとなりました^^;

序盤は胃が痛い展開が続くものの、十亀が粘っこいピッチングで7回無失点と予想外の好投。まさに十亀納豆でした。特に3回の満塁のピンチでは中村晃の打球に肝を冷やしましたが、ここは木村がキャッチ。ここ2試合微妙な当たりをヒットにしていたのでチョット怖かったです^^;

ただ、この3回の満塁のピンチを逃れると、そのあとは人が変わったようにスイスイと気がつけば7回まで投げ無失点。千賀に内容では劣るものの堂々と張り合えました。

しかし、この日の千賀はいつもより気迫がみなぎっていましたね。やっぱり7回のチャンスでの連続三振。栗山もバットを短く持ってなんとしてでも当ててやろうという感じでしたが、おばけフォークの前に空を切りました。

ただ負けはしましたが、まったく手も足も出ないで負けたわけはなく、中村のホームランで1点差に迫り、山川に1発出ればというところまでは追い詰めましたので、ソフトバンクに簡単には勝てないなと思わせたはず。

レギュラーシーズンでの対戦は終わりましたが、CSでの戦いがまだありますので、これが効いてくれれば。

結局最後の直接対決は1勝1敗。ある意味想定どおりの展開となりました。マジックは点いたものの残りゲーム数と同じ数のマジックですから、マジックというよりはホワイトボードのマーカーぐらいのもので、次のゲームの勝敗によってはすぐに消えます。

ここからが本当の勝負ですね。

これからの展望

今回は次カードの展望ではなく、これから残りゲームの展望について書きます。

残り12試合で楽天5試合、千葉ロッテ5試合、日本ハム1試合,オリックス1試合。

西武はCS進出を争っている楽天と千葉ロッテとの対戦が多いのに対し、ソフトバンクはほぼCS圏外の日本ハムとオリックスにそれぞれ5試合残っているのでソフトバンク有利の声があります。

これは確かにそうなんですが、日本ハムは有原が2回登板し、オリックスは山本由伸が2回登板する可能性があり、下位チームといえども侮れません。しかも有原は最多勝、山本由伸は防御率とタイトルがかかっているのでモチベーションもあります。

そう考えると残りゲームの相手がどうかとか関係なくなってきます。

相手が下位チームで気持ちに緩みが出てしまうよりも、相手も必死に勝ちに来ていると思って戦うほうが逆にやりやすいような気もします。

2011年の最下位から捲くっての3位滑り込みや、2013年の8連勝フィニッシュのようなミラクルを期待して残り12試合を楽しみましょう!

◆編集後記◆
いつもなら1球速報でチェックしながら勝てそうだったら楽天TVに切り替えて観るのですが、この2試合はガッツリと映像で確認。本当に見ごたえのあるゲームで観てよかったのですが、疲れもハンパなかったです^^;

◆ラン日記◆
2019年9月12日 10.0km 52:50
1週間ぶりのラン。もう季節が変わっていて夜は涼しく走りやすくなっていました。夏場は暑さで走り込みが足らなかったのでここから巻き返します。

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山端一弥

大阪市阿倍野区の税理士です。 税理士事務所での10年間の修行を経て独立開業しました。 このブログは税務・会計・IT・趣味などについて「少しでも誰かの役に立てれば」という思いで書いています。 詳しいプロフィールはこちら