【青の獅子標】同期のツインバズーカで天王山3タテ!ついに点灯M11!

3.5ゲーム差で迎えたソフトバンクとの天王山3連戦。先発投手のメンツでは不利が予想されましたが、終わってみればまさかの3連勝。

最後は入団時からライオンズを支える同期のベテラン二人が優勝に近づく一発共演でマジック点灯となりました。

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目次

9月11日 VSオリックスバファローズ 24回戦 

TN 1 2 3 4 5 6 7 8 9
L 0 0 2 0 1 4 0 0 0 7
Bs 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

先発投手 西武・多和田 オリックス・松葉

スタメンは8秋山、6源田、4浅村、3山川、5中村、7栗山、2森、DH呉、9斉藤彰。

試合経過

3回に秋山の19号2ランで先制すると、4回には源田の犠飛で1点を追加。6回には栗山の一ゴロをT-岡田がタイムリーエラーすると、呉のタイムリー、秋山2点タイムリーと続き打者一巡の猛攻で7-0とします。

投げては西武先発の多和田が打たせて取るピッチングで今季の2度目の完封。ハーラー単独トップの14勝目を挙げました。

雑感

オリックス先発の左の松葉に対して左打者を並べてきました。

というのも松葉は今季、右打者の被打率が261に対し、対左打者の被打率がこのゲームが始まる前で.387。左投手には右打者をというのがセオリーですが、データでこんなにハッキリしているとわかりやすいですね。

1回。2回はその左打者が抑えられていましたが、3回に先頭の左の斉藤彰が四球で出塁すると、同じく左の秋山が2ラン。5回には左の源田の犠飛と松葉から取った3点にはいずれも左打者が絡みました。

ただ、松葉の後の右の近藤にも、6回には左の栗山の打球を左のT-岡田がエラー(これは関係ないか^^;)に左の呉念庭、秋山のタイムリーと、この試合の得点シーンには左打者が欠かせませんでしたね。

まあ、5回・6回の得点はオリックスに効果的なエラーを2つしてもらったのが大きかったんですが、この時期ですからどんな勝ち方でもOK。

そして先発の多和田の完封。今季2度目で2回ともこのほっともっと神戸。よっぽど投げやすいんでしょうか。

金曜日から9連戦が始まりますので、このゲームを多和田ひとりで投げきったのは1勝以上に価値のあるもの。背番号に恥じないピッチングでした。

ちょっと心配なのが6回の攻撃で代打を出されて交代した浅村です。何でも守備で背中を痛めたそうで、大事をとって交代したとのこと。

ここにきて外崎、浅村が離脱してしまうのは痛いので、上手くマネジメントしてほしいところ。

9月12日 VSオリックスバファローズ 25回戦 

TN 1 2 3 4 5 6 7 8 9
L 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
Bs 0 0 0 1 2 3 0 1 X 7

先発投手 西武・榎田 オリックス・東明

スタメンは8秋山、6源田、2森、3山川、7栗山、5中村、DHメヒア、4呉、9斉藤彰。

試合経過

序盤はどちらもチャンスを作りながらあと1本が出ない展開。西武先発の榎田は4回に若月にタイムリー3ベースで先制を許すと、5回にはロメロと吉田正尚に連続ソロを浴び0-3とリードされます。

6回には2番手の齊藤大将が四球でピンチを作ると、吉田正尚、安達、宗の3本のタイムリーで3点を失います。

打線はオリックス先発の東明の前に2死からチャンスを作るものの決定打が出ず、東明のあとのリリーフ陣に抑え込まれ4安打完封負けを喫しました。

雑感

前日、途中で交代した浅村がスタメンから外れました。背中と腰に張りがあるようで本人はスタメンで出たかったようですが、ベンチが無理をさせませんでした。それでも7回に代打で出てきましたので、次のゲームからは大丈夫でしょう。

さて、ゲームの方は完敗でしたね。前日と代わって打線はまったく打てる気配がなく。前日の終盤から当たりが止まった感じがあったので、そのままの延長でこの日のゲームが始まった感じでした。

直接失点にはつながらなかったものの守備でもエラーがあったり、少し締まりのないゲーム。

6回の3失点は、吉田正尚のあたりがバットの先っぽで変な回転がかかっていたようで、名手源田でもヒットになってしまいました。あそこで併殺ならこの回は無失点だったので、もしかしたら違って展開になっていたような、いや、この日の打線なら3点でもキツかったかも。。

ソフトバンクが勝ったため3ゲーム差になりました。金曜日からはホームでの6連戦で、なおかつソフトバンクと日本ハムとの直接対決。9月の終わりからもソフトバンクと日本ハムとの7連戦があるので、本当の山はそこだけども、その前哨戦としてこの5試合は大切。

まずは金曜日の楽天戦、確実に勝ってソフトバンク・日本ハムの5連戦に挑みたいところ。

9月14日 VS楽天イーグルス 23回戦 

TN 1 2 3 4 5 6 7 8 9
E 0 0 0 0 0 0 1 0 4 5
L 3 1 3 0 0 0 1 2 X 10

先発投手 西武・菊池 楽天・古川

スタメンは8秋山、6源田、4浅村、3山川、7栗山、5中村、DH森、2炭谷、9金子侑。

試合経過

初回から浅村のタイムリーと山川の38号2ランで3点を先制すると、2回には森の15号ソロ、3回には中村の25号3ランとホームラン攻勢で7-0と大量リード。

西武先発の菊池は序盤からの大量援護にも恵まれ、序盤から圧倒的なピッチングで8回2安打1失点。

2番手の武隈が9回に無死満塁から島内にタイムリー3塁打(斉藤彰吾が突っ込んで捕れず。。)などで4失点しますが、10-5で逃げ切りました。

雑感

菊池はソフトバンク戦ではなくローテどおり楽天戦に回りました。相性も考えて確実に取れる1勝を取りにいきましたね。

どのみち9月の終わりには当たることになります。本当の勝負はそこなんでしょうか。

序盤からこんなに得点が入るのは久しぶりな気がします。最下位の楽天ということもあり、ここは落とせないという緊張感がありましたが、序盤の大量点でイヤな空気の重さはなくなりました。

万全な状態でない中での浅村のタイムリー。スイングを見ているといつものマン振りはできないようですが技アリの一打でしたね。

そして山川、森、中村と打つべき人にも本塁打は出るし、終盤はタイムリーで加点とソフトバンク戦に向けていい弾みがつきました。

こんな展開なら菊池をソフトバンクに回してもよかったような。。というのは結果論ですが。

ここ2戦、脇腹をつっていたということで不安があった菊池でしたが、このゲームではそういう場面もなく、新しい投球フォームが馴染んできましたね。

日程からみると菊池が投げるのは後3回。ローテどおりいけば9/21千葉ロッテ、9/28ソフトバンク、そして今季最後のゲームとなる10/6鬼門ヤフオクでのソフトバンク。

この3つはすべて勝たなければいけません。できれば最後のヤフオクまではもつれさせたくないですが。。

大量得点と菊池の好投で、勝ちパターンのリリーフ陣も使わず(武隈がやらかしたので肩を作らせてしまいましたが)済んだのはソフトバンク戦に向けての好材料となりました。

先発が郭俊麟、今井、ウルフのようですので完投は見込ませんから、たっぷり休養をもらったリリーフ陣にがんばってもらいましょう。

9月15日 VSソフトバンクホークス 19回戦 

TN 1 2 3 4 5 6 7 8 9
H 0 1 0 0 1 1 0 0 2 5
L 3 0 0 0 4 2 0 2 X 11

先発投手 西武・郭俊麟 ソフトバンク・千賀

スタメンは8秋山、6源田、4浅村、3山川、7栗山、5中村、2森、DHメヒア、9金子侑。

試合経過

初回からソフトバンク先発の千賀を攻略。ワイルドピッチで先制点を上げると1死2・3塁で栗山のタイムリー2ベースでさらに2点追加し3-0と主導権を握ります。

西武先発の郭俊麟は2回にグラシアルにソロを浴びると、5回には2死2・3塁のピンチで今宮に右前タイムリーで1点差に、しかし2塁走者は金子の好返球で捕殺し同点を阻止すると、その裏に浅村が27号3ラン、山川が39号ソロで7−2とし千賀をKOします。

その後も山川にこの日に2本目となる40号2ランが飛び出すなど11得点で快勝し、5回0/3を3失点と好投した郭俊麟が3年ぶりの勝ち星を挙げました。

雑感

天王山5連戦の最初のゲーム。ここを取るかどうかでその後の4試合の行方を左右しかねない大事なゲームを取れました。それも千賀相手に。

ソフトバンク相手に勝なら、このように打ち勝つパターンしかないという勝ち方でした。

先発投手の格でいうと千賀と郭俊麟ですから正直不安しかなかったわけで、このような展開になることは考えづらかったです。

もしつけ入るスキがあるとしたら、千賀のメットライフドームとの相性。今年の7月31日のゲームでも6回7失点と打ち込まれましたし、勝った3勝はヤフオク2勝、大宮1勝とメットライフ以外のもの。

もしかしたら千賀はこの球場が苦手なのかと思っていましたが、この日のピッチングで確信に変わってきました。たまたまかもしれませんが、多少なりとも苦手意識は植え付けれたのはでないかと。

これは是が非でもソフトバンクよりは上の順位にならないといけませんね。

個人的には、ソフトバンクは前日はゲームがなく、西武は前日快勝で勢いを持ったまま戦えたのは大きかった気がします。

ソフトバンクは前日が休みということで少し緊張の糸が緩んだというのか。

ここがポイント

5回の金子侑司の活躍ですね。5回表のバックホームで同点阻止からの、その裏に先頭で2塁打で出塁しチャンスメイク。これが浅村・山川の連発につながりました。

浅村も腰の状態はよくないというのがスイングを見ていてわかりますが、そんな状態であの3ランですからね。プレーで引っ張るキャプテンですね。

この3連戦は3タテは絶対にダメという状況で初戦を取れたのは本当に大きい。やはりメットライフならソフトバンクとも互角以上に戦えます。残り6試合中5試合がメットライフというのは条件的に追い風ですね。

9月16日 VSソフトバンクホークス 20回戦 

TN 1 2 3 4 5 6 7 8 9
H 0 0 1 2 0 0 0 1 1 5
L 4 4 0 0 0 0 0 0 X 8

先発投手 西武・今井 ソフトバンク・大竹

スタメンは8秋山、6源田、4浅村、3山川、7栗山、5中村、2森、DHメヒア、9金子侑。

試合経過

西武先発の今井は初回に1死2塁のピンチを迎えますが、中村の右中間への大飛球をライト金子侑司の超ファインプレーで無失点に抑えます。

するとその裏、ソフトバンク先発の大竹から源田のタイムリー3ベース、浅村のタイムリー2ベースそして山川の2ランで4点を先制すると、2回にも源田、山川のタイムリーのあと中村が2番手髙橋礼からつまりながらもセンター前に落とすタイムリー2ベースで8-0と序盤から攻勢をかけます。

8点をもらった今井は3回にワイルピッチで1点、4回に明石の2点タイムリーで3点を失いますが、5回2/3を3失点でまとめます。

3回以降は追加点が取れない状況でリリーフ陣は防戦一方となってしまい、8回はマーティンが1失点、9回は抑えのヒースが無死満塁のピンチを迎えますが松田のタイムリーの1失点にとどめ、8-5で逃げ切りました。

雑感

ゲーム前にアクシデント発生。栗山の打撃練習の打球が、ウォーミングアップをしていた柳田の左側頭部にワンバウンドで直撃。柳田は救急車で運ばれてしまいました。。

左側頭部の打撲ということで柳田はスタメンから外れましたが、これで勝っても後味が悪いですよね。もちろん栗山も意図してやったわけではないので誰が悪いというのはないんですが。

そんな不穏な空気の中始まった天王山第2ラウンド。金子侑司の発案で第1打席はこの日引退する安室奈美恵の楽曲が出囃子として使われました(栗山、メヒア以外は)。

このところ初回から先制パンチをしてくれる打線がこの日も爆発。これで3試合連続で初回に得点し、しかもすべて3点以上と先発投手もラクになりますよね。

これも先発が初回を0に抑えているからかもしれません。一時は初回の失点が恒例行事のようになっていましたから。

いい循環が生まれています。

ゲーム展開は追加点をとれなかったこともあり防戦一方でしたが、中継ぎ陣が踏ん張りました。マーティンはまた失点してしまいましたが不運な当たりもあったのでね。三振を取れたボールはよかったと思います。

そしてヒース。登板間隔が空いたことも影響したのか変化球が高かったです。あのオリックス戦の悪夢を思い出してしまいました。。

なのでグラシアルのところからストレート主体に切り替え、それ以降は松田に打たれたタイムリーくらいが失投でしたが、最悪の一発はなかったので悪いなりにも踏ん張りました。

ただ、ヒースもマーティンも30球以上投げたので次の試合は使いづらくなりました。マーティンは連投ですしね。前日もこの日も先発が6回途中でマウンドを降りているので、第3戦の先発のウルフには7回までは投げてほしい。

とにもかくにも天王山連勝で、次勝てばマジックが点灯するところまできました。

9月17日 VSソフトバンクホークス 21回戦 

TN 1 2 3 4 5 6 7 8 9
H 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1
L 4 0 0 0 0 0 3 1 X 8

先発投手 西武・ウルフ ソフトバンク・ミランダ

スタメンは8秋山、6源田、4浅村、3山川、7栗山、5中村、DHメヒア、2岡田、9金子侑。

試合経過

ソフトバンク先発のミランダから初回に1死満塁のチャンスを作ると、5番栗山の7号グランドスラムが飛び出し、この日も初回に4点を先制します。

西武先発のウルフは2回に上林の21号ソロで1点を失うと、3回には明石の打球が脚に直撃し、ここで降板。

その後は再三のピンチを武隈、増田、小川とつないで7回までソフトバンク打線を抑えると、7回中村の26号3ラン待望の追加点をあげ、8回には浅村の犠飛で8-1とし、最後は相内がしめて8-1で天王山3連勝。ついにM11が点灯しました。

雑感

この日は娘を連れて外出していたので一球速報で随時チェック。なのでリアルタイムでの雰囲気がわからないのが残念でしたが、一球速報を見ただけでも興奮が伝わってくるようなゲームでしたね。

序盤から動きのある展開で、初回にいきなり今宮がアクシデントで離脱。投ゴロ併殺のはずがミランダの送球が逸れて1死しかとれず、しかも今宮がこのときに脚を伸ばしてしまいました。

前日の柳田といい今宮といいアクシデント続きのソフトバンク。。

これが普通に送球されて併殺なら、この後の栗山のグランドスラムはなかったわけですから大きなプレーになりました。

それしても栗山。大仕事をやってくれました。1死満塁で最低でも犠飛という場面で最高の結果でしたね。思わず一球速報のスクショを撮ってしまいました。

ミランダには前回対戦であわやノーノーを喰らいそうでしたから、この日も抑えられるとCSでの戦いにも影響がでるところでしたから、本当に意味のある1発でした。

この3連戦はすべて同じような展開で、序盤に大量リード→ソフトバンクの反撃に耐える耐える→何とか逃げ切る、というパターンばかり。なので観てる方は胃が痛い時間が長いんですよね。

この日もウルフが緊急降板で武隈がスクランブル登板。1死1・2塁のピンチを福田を併殺に打ち取り、4回はその武隈が招いた1死満塁のピンチを増田が松田を併殺と、このあたりのイニングが熱かったですね。

私はあとでこの経過を見たので、リアルタイムだと胃薬必須の展開でした^^;

そのあと小川が2回1/3をロングリリーフ。普段はワンポイントだったりする中での回跨ぎでパーフェクトピッチ。これでながれが一気に西武に傾いての中村の3ラン。優勝するときの勝ち方だよなと感じました。

この試合はリリーフ陣がよくがんばりました。連投中のマーティンと前日30球以上投げたヒースを休ますことができたのは大きかったですね。

ただし、ウルフの早期降板でこの2人以外のピッチャーには負担がかかりましたので、火曜日の多和田には勝っても負けても完投してほしいなあと。

そしてついに点灯したマジック11。まだ残り15試合で11ですし、2010年のこと(残り7試合でマジック4ながらも優勝を逃す)がありますので、まだまだ油断はできません。

優勝ラインは現実的には82勝あたりだと思うのですが、厳し目にみて85勝とすれば残り15試合を9勝6敗。この数字を目標に残り15試合を楽しみましょう!

今週の展望

先週は天王山を3連勝を含む5勝1敗という成績はいい意味で予想外でした。

76勝50敗2分で貯金も今季最多の26までの伸ばし、もう少しのところまできています。

ソフトバンクとの天王山が終わってもひと息つけません。3位日本ハムともまだ諦めていないでしょうし、この2連戦を連敗すれば、また空気が変わってきます。

苦手な加藤が先発ですが、CSでもあたる可能性があるだけにミランダと同様に打っておきたいですね。

心配なのは、日本ハム戦のあとの千葉ロッテ戦。このソフトバンクと日本ハムとの5連戦に集中して戦ってきはずなので、そのあとの千葉ロッテ戦でエアポケットに入らないかが心配です。

まずは一戦必勝で、ひとつずつ勝っていきましょう!

◆編集後記◆
柳田に続いて私もソファの角で頭を打ってしまいコブができました(T_T)
今月は月末に向かって仕事が忙しくなりますが、代わりもいないので登録抹消せずにフルイニング出場します。

◆ラン日記◆
2018年9月10日 7.34km 38:35
2018年9月11日 7.34km 38:26
2018年9月12日 7.33km 38:08
2018年9月13日 7.43km 40:16
2018年9月15日 7.30km 39:16
2018年9月16日 7.40km 39:17
夜はまだ暑くなったり湿度が高かったりしますので、気候によってタイムが左右されますね。13日は蒸し蒸ししていたのと疲れが溜まっていたのでタイムが遅くなりました。

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山端一弥

大阪市阿倍野区の税理士です。 税理士事務所での10年間の修行を経て独立開業しました。 このブログは税務・会計・IT・趣味などについて「少しでも誰かの役に立てれば」という思いで書いています。 詳しいプロフィールはこちら