無申告の方からの依頼を受けるべきか否か

確定申告をせず無申告の方からご依頼の相談を受けるときはチョット考えてしまいますね。

依頼を受けるべきか受けざるべきか。

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目次

無申告のパターン

無申告の方のパターンとしてはと「どうしていいかわからないうちに年月が経過してしまった」という方と、確信犯的に「バレないだろう」という方に大別できます。

前者の方が税理士に依頼するということは「モヤモヤして不安なのでキッチリしたい」といういわゆる改心型ですので、過年度の申告をキッチリして罰金も受けるというのであれば、ご依頼を受けるのは問題ないでしょう。

後者の場合、「これからも無申告で行くぜ!」という方はバレるかバレないかという質問をしてくることはありますが、税理士に顧問や申告の依頼することはないでしょうから考える必要はありません。問題は「これからはキッチリ申告したい」という方や「法人成りするが個人時代は無申告のままにしたい」という方です。

こういう方は改心したというよりは、住宅ローンを組みたいとか、取引上法人にする必要が生じたなど、どこかに申告書を提出する必要が生じたという自分の都合上申告しなければいけない事態が生じた場合ですね。

「これからはちゃんと申告しますので申告してもらえますか?」といわれて受けるかどうか。

顧問先が潤沢にあるような状況であれば無理して取らなくてもいい仕事ですが、問題は開業して間もない時期など軌道に乗っていないときにこういう依頼があると悩みますよね。

私が聞いた話

これは私が知り合いの同業者から聞いた話ですが、「これまで個人で事業をしているが無申告。取引先との関係上、法人成りする必要が出てきたので法人を作ってこれからはちゃんと申告をする。けれども個人時代の申告は今後もするつもりはない。もし個人時代のことを税務署に突っ込まれたら上手いことやってね」という依頼があったそうです。

その知人は脱税・粉飾はやらない主義でしたので、法人の申告についてはまっとうにやっていただく、個人時代の申告も税務署から無申告を指摘された場合は申告に応じていただく旨を伝えて了承はしてもらえましたが「少しは融通をきかせてね」という含みをもたせた返事だったそうです。

その知人は契約書に脱税・粉飾決算を依頼された場合には即時解約する旨を明記しているので、いざとなれば契約書を盾に解約すればいいと、法人成りからの顧問契約を受ける約束をしました。

その後、その依頼者が昔に事業をしていたときの顧問税理士に、その当時の書類がないかを確認していただく必要が生じたので連絡を取ってもらうことにしたのですが、ずいぶん昔のことなので連絡先も生きているかどうかもわからないとのこと。

そこで知人は税理士検索サイトで探した所、所在地は変わっているもののそれらしき税理士を見つけたので連絡先を教えたところ、その後にその依頼者からお断りの連絡がありました。

どうやら知人が教えた税理士が当時の顧問税理士だったようで、そちらで見てもらうことになったようです。

その知人曰く「キャンセルになって内心ホッとした。契約書に書いていたとしても無申告のままほっとくような方だといずれトラブルになりかねないし」と。

本当なら親切にしたあげく他の税理士に顧客を取られたということで人が良すぎるということになりますが、人間万事塞翁が馬、結果的にこれでよかったのかもしれません。

これはあくまでも知人の話ですよ^^;

まとめ

無申告の方がすべてよくないとはいいませんが、改心型以外の方の場合はよく考えたほうがいいでしょうね。

臭いものに蓋をして過去は封印。やったもん勝ちという考え方はやはり好きではありません。

こういう依頼がきたときは自分の軸がブレていないかを試されているような気がします。ここで迷いなく断れるようにしておかないと、やりたくもない仕事に時間を費やしてしまうことになります。

幸い、この依頼のお断りがあったあとに新たな依頼があり契約することになりました。あの依頼を受けていたら時間的に受けられなかったかもしれませんので、いい方に転がったかなと思っています。

次、同じような依頼があった場合には迷うことなくお断りさせていただきます。ひとつ軸が固まったかなと。

と知人は言っていました^^;。

私も同感です。

◆編集後記◆
私の顔に小さなイボがひとつあるのですが、3歳の娘がそれを見て「父ちゃんそれヤバイ!」と。ヤバイってどういうこと?

◆ラン日記◆
2018年10月24日   7.4km 37:27
2018年10月25日   7.4km 37:46
2018年10月28日 10.0km 50:54
2018年10月29日 10.1km 51:26
今季初の2日連続10kmも問題ましでした。月間目標の150kmまであと20Km弱。達成のためには残り2日はすべて10kmを走らねばなりません。

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山端一弥

大阪市阿倍野区の税理士です。 税理士事務所での10年間の修行を経て独立開業しました。 このブログは税務・会計・IT・趣味などについて「少しでも誰かの役に立てれば」という思いで書いています。 詳しいプロフィールはこちら