独立のゲートが開く前にやっておいた方がいいこと

私が独立開業してから2年3ヶ月が経ちました。

私の場合、独立の準備は開業してから始めたので、独立というゲートが開いてから進めたもの。

なので出遅れた感がかなりありました。

独立というゲートが開く前にもできることがあります。

今回は独立前にやっておけばよかったなぁと思うことをまとめてみました。

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目次

HPやブログなどのWEBでの情報発信

コミュニケーションが得意、営業が得意、人脈が豊富というのなら、これらがなくても仕事を獲れるでしょうが、そうでないなら、やはりHPやブログなどのWEBを使った情報発信は必須です。

もちろん独立してから始めてもいいんですが、それだとマスターするのに時間がかかりますし、効果があらわれるのも先になってしまいます。

常に文章を書いている方なら苦にならないでしょうが、そうでなければ慣れるまで時間がかかります。

私もブログを始めて2年になりますが、未だに1本の記事を書くのに相当の時間がかかっています。

また、HPやブログを立ち上げたからといってすぐにアクセスが上がるわけではなく、仕事につながるのにも時間がかかります。

私の場合、最初はHPに記事を書いていなかったので、HPのアクセスは伸びず、もちろHP経由での問い合わせもありませんでしたし、「阿倍野 税理士」で検索しても全然圏外でした。

一方、ブログはというと記事を書いているので少しずつアクセスは増えましたが、仕事につながる問い合わせはなし(1年半後にブログ記事がきっかけで1件成約はありましたが)。

このままブログだけ書いていてもマズイなということで、HP立ち上げ後4ヶ月してからHPに仕事関係の記事を書き始めました。

そこから徐々にHPのアクセスが増えて、「阿倍野 税理士」で上位に表示されるようになってから、最初の問い合わせがありました。

HPに記事を書き始めてから3ヶ月後。独立時からすると8ヶ月後のことです。

できれば独立前からブログを始めて、文章を書く習慣つけて、またWEB独特の書き方もあるのでWEBライティング系の本を読むのも効果的です。

ある程度のアクセス数のあるブログを育てて、そこに開業してから立ち上げたHPに誘導するというのもありです。

私は独立の1年前に税理士の井ノ上陽一さんのブログセミナーを受けましたが、実際に始めたのは1年後の独立してからです。

そんな状態でも、HPとブログのサイトの作り方はイメージできましたので、何もやらなかったよりはよかったです。

ただ、セミナーを受けてすぐに匿名でもいいから始めておけば、もう少しいいスタートをきれたのかなとは思います。

HPとブログでの情報発信は、始めるのが早ければ早いほどいいでしょう。

値決めの意識

独立開業してから料金表を作るのに四苦八苦しました。

今まで自分で自分の仕事の値段を決めるなんてしたことがなかったわけですから。

勤務時代は、お客様からいただく料金に対する意識が希薄でした。

「この業務量なのにこの報酬はいただき過ぎやな」とか「この業務量なのにこんだけの報酬なん?」ということはありましたが、時間単価の意識などはあまり考えていなかったですね。

なんせ事務所がいくらお客様から報酬をもらったからといって、そのまま給料に跳ね返るわけではありませんでしたから。

これが独立すると、お客様からいただく報酬がそのまま自分の懐に入りますので、重みも意識も違います。

この感覚を独立前に意識すれば、独立時の値決めには苦労しません。

「これだけの業務量なら、自分だったらこれだけほしい」という感覚は大事です。

もちろん実際に開業してからギャップを感じることもありますが、そのときはその都度料金を見直しすればいいですし。

今やっている自分の仕事がいくらの仕事なのか常に意識しておきましょう。

のれん分け

独立時に事務所から既存のお客様をいただく、いわゆるのれん分けについては諸刃の剣なところがあります。

のれん分けをしてもらえば、開業時からある程度の固定収入が確保できるのは安心ですが、そこで安心してしまうと新規顧客開拓への行動がおろそかになりがちです。

私の場合、所長から「持っていっていいよ」といわれましたが辞退しました。

持っていってもいいかなというところと持っていきたくないところがありましたので、いいところだけ持っていくのはムシが良すぎるのではと思ったからです。

持っていきたくないところを任される同僚たちのことを考えると気が進みませんでした。

それと私が担当していたお客様は、やはり所長のお客様という感じが強かったです。

自分の顔でつないでいるお客さまではないと。

こういうこともあり、のれん分けはしてもらわなかったのですが、独立してから2年経って思うのは、持っていけるのなら持っていった方がいいということです。

もちろん自分に合わないお客様を持っていく必要はありませんが、そうではなく事務所の許可があるのなら持っていく方がいいでしょう。

事務所の許可がない場合は上手く根回しをする必要がありますが、そんなに器用ではないので私なら許可がない場合は自重します。

ただし、お腹いっぱいなるくらいの量を持っていくと、新規開拓のモチベーションが上がりませんので、腹五分くらいがいいのではないでしょうか。

ある程度お腹が空いた状態を作っておきましょう。

ちなみに私はかなりの空腹状態でした^^;(今も?)

創業融資

創業融資は独立してからでも受けられますので慌てることはないですが、知識だけは身につけておいたほうがいいです。

そして貯金が十分にあっても創業融資を受ける準備をしておきましょう。

これはいざというときのための資金の確保にもなりますし、創業融資の手続きを勉強するという意味もあります(自分が借りるという経験をすることが大事です)。

私の場合は借りませんでした。

というのも、そこそこ貯金をしていたのもありますが、自宅開業で人も雇っていないので固定費がほとんどなく、設備投資といってもPCとソフトぐらいなので、借りられてもせいぜい200万円くらいだったからです。

最後に手元にその200万円があったとしても多少の延命くらいにしかならないだろうし、借入れに対する抵抗もありました。

そのときは融資に関する知識が乏しかったこともあり、借入をしてまではと思っていましたが、あれからいろいろと勉強した今なら、やはり借入れすることをオススメします。

利息はもしものときの保険料ですし、何より借入れをすることで時間を買うことができます。

まとめ

以上、私の反省を含めて、独立前にやっとけばよかったと思うことを挙げてみました。

ただ、独立前も時間があるわけではなく、引き継ぎもありますし、なかなか難しいところもあります。

それでもブログなんかは、デザインなどにこだわらず、書くことだけに集中すればすぐにでも始められますし、値決めなんかも引き継ぎのときに思い返してみればできます。

もちろん今回列挙したもの以外にもあるでしょうから、全部とはいいませんが、できそうと思ったものでも構わないので手を付けてみましょう。

独立直後のお金に余裕があるときの数ヶ月も、お金に余裕がないときの数ヶ月も同じ数ヶ月です。

余裕があるときにのんびり構えるよりも、余裕があるときから動いてみましょう。

ゲートが開く前のローリングスタートが大事です。

◆編集後記◆
妻から聞いたのですが、2歳の娘が「父ちゃんが嫌なの。なんかギューしてくるから」と言っていたそうです。スキンシップだと思ってギューしていたのに裏目に出ていたとは。。
それでもまだ「父ちゃんとお風呂入る」と言ってくれるので本気で嫌われたわけではなさそうです^^;

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山端一弥

大阪市阿倍野区の税理士です。 税理士事務所での10年間の修行を経て独立開業しました。 このブログは税務・会計・IT・趣味などについて「少しでも誰かの役に立てれば」という思いで書いています。 詳しいプロフィールはこちら