変動損益計算図(ストラック図)使って損益分岐点売上高を計算

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前回は変動損益計算図(ストラック図)の見方を説明しましたが、今回はそのストラック図を使った損益分岐点売上高の計算の仕方を説明します。

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損益分岐点売上高の計算

損益分岐点売上高とは

損益分岐点売上高とは、利益も赤字もでない状態の売上高のことをいい、計算式にすると「売上高ー変動費ー固定費=0」になります。

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上記の損益分岐点図表で表されることが多いですが、ちょっとイメージがわきにくいですね。

ストラック図で見る損益分岐点売上高

では、これをストラック図で表してみましょう。

見方が分からない方は前回の記事をご覧ください。

「売上高ー変動費=粗利益」ですので、先ほどの計算式に代入すると「粗利益−固定費=0」となります。

ということは、「粗利益=固定費」のときが損益分岐点ですから次のようになります。
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そして「売上高×粗利益率=粗利益」で、損益分岐点の場合「粗利益=固定費」ですから、「売上高×粗利益率=固定費」になりますので、

損益分岐点売上高=固定費÷粗利益率

ということになります。

損益分岐点売上高の計算順序

損益分岐点売上高=固定費÷粗利益率」という算式からお分かりのように、損益分岐点売上高を計算するには、まず固定費いくら必要なのかを計算する必要があります。

そして粗利益率が何%になるかを把握できれば、損益分岐点売上高は自動的に計算されます。

問題

固定費500万円、粗利率20%の場合、損益分岐点売上高はいくらになるでしょうか?

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回答

500万円÷20%=2,500万円

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まとめ

商売を営むうえで必要な売上高を計算するには、まずいくらの費用がかかるか見積るところから始めます。

売上高を漠然と計算するよりも、むしろ費用がいくらかかるか計算する方がわかりやすいのではないでしょうか?

家賃がいくら、光熱費がいくら、人を雇ったら給料がいくらと、ひとつずつ埋めていくことにより必要な売上高が見えてきます。

ただし、これで終わりではありません。

商売を続けていくうえで大切なのは利益を上げることです。

次回は必要な利益を残すためにはいくらの売上高が必要かを計算していきます。

◆編集後記◆
ブログのタイトルを変えようか思案中です。
自分の中で「これは!」と感じるタイトルが見つかったのですが、
もう少し冷静に見つめ直してから決定します。

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山端一弥

山端一弥

大阪市阿倍野区の税理士です。 税理士事務所での10年間の修行を経て独立開業しました。 このブログは税務・会計・IT・趣味などについて「少しでも誰かの役に立てれば」という思いで書いています。 詳しいプロフィールはこちら